AKB48はオワコン?復活の鍵は「雇用体制」の見直しか?
christianluiz18 / Pixabay

「AKBグループはオワコン」

こんな言葉をよく聞くようになった。

11年連続で出場していた紅白歌合戦に落選したことが、世間的には「AKBグループはオワコン」を決定づけた印象がある。

個人的に『オワコン』といわれてるうちは、まだ終わっていないように思う。

ホントに終わったコンテンツは話題にもならないから…

とはいえ、日本のアイドル業界は坂道系グループの天下である。わたしも乃木坂・櫻坂が好きだ。日向坂もこれから好きになるだろう(そうなの?)

今回は、そんな坂道系の躍進を参考にしながら、AKBグループ復活の鍵を考えてみたい。

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AKB48は姉妹店を切り離せ!

AKB48名義で新曲リリースや音楽番組に出演するさいに、AKBグループ姉妹店のSKE、NMB、HKT、NGT、STUからセンタークラスや運営が推したいメンバーが出演することがある。

16人選抜でテレビ出演する場合、各姉妹店から2名選ばれると10人。

純正AKB48メンバーは6人だ…汗

AKB48名義なのに、純正メンバーの数が姉妹店より少なくなってしまっている。これは改善すべきことだろう。

AKB48のアイデンティティを取り戻せ

各姉妹店で選出されたメンバーは「各グループをアピールする」という使命を背負って番組出演することになる。

そうなると、パフォーマンスに「我が我が」という気持ちが溢れていて、観ていて少し下品に感じることがある。

AKB48というアイデンティティが無いのだ。

簡単にいうと「まとまりのないグループ」にみえる。

新型コロナウィルスの影響で、AKB48メンバーのみでテレビ出演する機会が増えた。

音楽番組のパフォーマンスで、姉妹店ごちゃ混ぜグループより断然良くみえる。

メンバー間の連携や表現に、グループのアイデンティティは必須なのではないだろうか。

AKB48メンバーのポジションを確保すべき

姉妹店のメンバーがAKB名義の新曲に加入すると、当然ながら純正AKBメンバーのポジションは失われることになる。

理不尽な話だ

加えて、AKB48は5つのチームもありメンバー人数も最多である。そんな状況でポジションが失われるのだ。

純正AKBメンバーのモチベーションは上がるだろうか?

姉妹店メンバーが多数参入したことにより、本店のAKBの良さが失われてる気がする。純正メンバーのモチベーションが失われると、良い資質があるのに本領発揮されないのではないだろうか。

AKB48は、単体でリリースし、姉妹店メンバーも加えるなら「コンセプトを決めて別にリリース」してはどうだろう。

AKBグループ歌唱力王決定戦のように、歌唱力が高いメンバーを集めた作品をリリースする。これには、ファイナリストだけでなく、予選通過者も該当するとしてあげれば、メンバーのモチベーションも上がるのではないか?

同様に、ダンス選抜・モデル(ビジュアル)選抜・バラエティー選抜?などコンセプトを決めれば、姉妹店メンバーが参加していても、一つのアイデンティティを共有できるのではないだろうか。

EXILE方式も面白いと思う。

EXILEは、歌い手とパフォーマーが分かれている。

歌が上手な人が歌い、ダンスが得意な人が踊れば良いのだ。

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AKBグループオワコンの原因は雇用体制?

あなたが仕事を誰かに任せるとき「派遣スタッフと専門職のスタッフ」どちらに依頼するだろうか?

NMBを除くAKBグループは姉妹店ともに、派遣業者型だ。

派遣業者型とは、グループ内で人気すると事務所と契約。AKBグループ運営は、メンバー卒業後雇用しないスタイルだ。

坂道系やNMBは、卒業後も雇用してくれる。

他の事務所に移籍したり、問題を起こして辞めた場合は雇用されないこともあるようだが…

AKBグループの派遣業者型スタイルは、以前レジェンドといわれたらしい。

アイドルになりたい有望な少女を集め、散々仕事させ、卒業後雇用しないからであろうか。

そんなレジェンド経営が、なぜ上手くいかなくなったのか?

仕事が減ったから

坂道系やNMBは「卒業後も雇用する」ことから、メンバー育成に熱心な印象を受ける。いわば、プロ養成グループ。

アイドル活動をしながら、自分の得意な分野のプロを目指すスタイルだ。

先ほども少し書いたが、専門職のプロと派遣業者のスタッフ。

あなたが、仕事で使いたい人材はどちらだろう?

 

このようにして、坂道系メンバーの仕事が増えると、AKBグループが参入できる仕事は相対的に少なくなる。

少ない仕事を与えられても、派遣業者ゆえに専門職並みの結果が残せない…

そして「さらに仕事減少」という負のループが発生してるのではなかろうか。

派遣型は不安がいっぱい

派遣スタッフは、仕事のオファーが無いと給料が貰えない。

最低限の収入は、劇場公演出演やグッズ売り上げなどで保証されてるのだろうが、毎月の収入は不安定だろう。

AKBグループで活動しているあいだに事務所所属が決まらなければ、将来の不安も大きいと思う。

不安だらけだ…

少ない給料で、自分磨きをする必要もある。

  • 握手会・お話会などの衣装
  • 毎月のヘアメイク
  • メイク道具代
  • 食費・生活費

都市部ならば、家賃も高額だろう…お金は足りているのだろうか?

ボイストレーニングやダンスレッスンなど、個人的にスキルアップしたくても、お金がないのではないだろうか。

そして、卒業後も保証されない。

非常に不安定な生活・少ない給料・保証されない未来…アイドルグループが国内に少ない時代は、仕事があったので何とかなったであろうが、現在は仕事も少ない。

AKBグループ(NMBは除く)復活のためには、まず雇用形態の見直しから始めるべきだ。

メンバーが、安心して健全にアイドル活動できる環境を整えなければならない。

そして、メンバーの面倒を見切れないのなら、グループに加入させてはいけないと思う。

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人気序列主義などの古い体質の改善

AKBグループには、握手券(お話会)の売り上げによる、人気序列主義があるようだ。

これは、派遣型の仕組みとリンクしている。

メンバーに明確な指標を与え、努力させる仕組みなのだろう。

ダンスや歌唱力など、芸事に対する努力はすべきだ。しかしながら、最近はファンを認知する・色気で釣る・精神的な駆け引きで釣る・過剰なサービスの提供など、方向性がズレてるように感じる。

芸事のスキルを磨かないと、卒業後に活躍することは難しいだろう。

AKBグループ卒業生で、活躍してるメンバーが少ない理由の一つではないだろうか。

圧倒的に人気メンバーを選抜から外すのは難しいが、新しい風を入れないとファンは飽きる。

  • 新しいユニットを作る
  • 若手を活躍させる企画を考えるなど

まだ名前が売れていないメンバーを売り出していかねばならない。そうしない理由と卒業後の雇用体制が関係している。理由とは、卒業すれば雇用しないので、メンバーを育て売り込む意識が低い。

雇用体制が、すべての根源だと考えられる。

AKBグループはマーケティング企業と提携すべき

先ほども述べたが、現在のアイドル業界はメンバーが多く飽和状態で仕事がない。

何もしなくても仕事が入っていた10年前とは違うのだけれど、AKBグループの運営(NMBは除く)は以前のスタイルのままのようだ。

運営が分社化され、HKTとNGTはマーケティング企業と提携した。以前とは見違えるような新しいジャンルへ進出している。

明確な企業戦略を感じる。

 

STUは地元の瀬戸内地方で足場をかため、東京進出を始めた(2021.1)

とはいえ、動きは遅く未だに旧体制の名残りを感じる。運営にとっては、企業がお客様であり「ファンの方へ向いていない」ようにも感じる。運営もボランティア活動ではないので、その気持ちも理解できるが、露骨であり人気しない理由の一つだと思う。

 

AKBは東京が拠点なので、1番苦しいのではないだろうか。

東京拠点には、今や全国的アイドルグループ乃木坂46を筆頭に櫻坂・日向坂グループも活躍している。

東京は激戦区といえる。

まとめ

今回は「AKB48の復活の鍵」について考えてみた。

すべての根源は「雇用体制に問題があるのではないか?」という結論にいたった。

雇用体制と握手券売り上げなどの序列主義が、仕事の減少により機能しなくなった。

CD売り上げ減少により、CDの特典映像などもコストカットされてるように感じる。

色々なことが少しずつ影響しあって「負の連鎖のスパイラル」に陥っている。この負の連鎖を、早く断ち切らなければならない。

特に心配なのは、AKBとSTU。

NMBは自社レーベルもあり、戦略的に進化している。10周年記念ライブは卒業生も参加し、華やかでコロナ禍ではあるが、成功していたように思う。

HKTとNGTもマーケティング企業と提携し、戦略的に進化している。

STUは、AKBグループ初のオンラインサロン「セトウチライブラリー」を開設している。わたしも入会しているが、ファンとメンバーが楽しめる良いサイトだと思う反面、同時にSTUにとっての最後の砦になると感じる。

大切に育てて欲しいコンテンツだ。

AKB48メンバーの事務所所属発表が増えてきて、実に良いことだと思う。

事務所所属メンバーの仕事に、他のメンバーがバーターとして出演できる機会が増えれば、世間に見つかる確率も上がるだろう。

10数年前のAKBグループに戻るのではなく、新しいスタイルのAKBグループに期待している。

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