【はじめに】
この記事では犯人探しのような記事ではなく1連の騒動から
「アイドルの運営やグループ、メンバーがどうあるべきか?」を考えたいと思います。
目次
NGT48 山口真帆さん騒動
【経緯】NGT48の山口真帆さんのSNSでの告発をきっかけとする一連の騒動。
世間では犯人探しで大炎上しました。
ファンとメンバーの関連性も騒がれていますが不起訴事案で運営がメンバーについて公表することはないでしょう。
「この騒動でハッピーエンドは無い」とSKE48の須田亜香里さんも言われていて私もそう思います。
「ハッピーエンドは無い」のですが、ますます加熱し追及すると「悲惨なバッドエンド」の可能性はあります。
山口真帆さんは、そんなバッドエンドを望んでいたのでしょうか?私は違うと考えます。
では、彼女が本当に望んでいたことは何なのか?をSNSでの告発から考えたいと思います。
山口真帆さんの願いとは(SNSより推察)
SNSで告発された内容から彼女が願ってることを考えてみたいと思います。
- 運営の対応
- まじめなメンバーが報われるシステム
- アイドルの恋愛について
- アイドルの防犯管理について
- 二度と同じことが起こらないように【重要】
- 規律違反メンバーの処分?
- チームGの活動は楽しかった
運営の対応
今回の騒動で運営の対応の悪さが問題になり「騒動以前とその後」に分けて考えてみたいと思います。
【騒動以前】
NGT48の山口真帆さん以外のメンバーからも時々言われてたようにメンバー間の不仲があったようです。
アイドルグループにとって「不仲の状況」がプラスになるとは考えにくく結果論ですが管理責任者は不仲の状況を精査し改善する必要がありました。
【ファンの押しかけ~SNSでの告発の1か月の間】
運営側は新潟県警に協力していたと発表。
山口真帆さんがSNSで、運営が約束したのに対処してくれないと告発。
この期間で運営に求められたことは、ファンの押しかけを起訴出来なかったのか?
起訴できていれば収拾がつかない状況にはなっていないでしょう。
その後、山口真帆さんに対してケアが不十分であり「彼女と真摯に向き合い納得のうえで対処出来なかった」ことも残念です。
【騒動後】
「NGT48 3周年記念公演」にて山口さん自身が謝罪して、ますます運営に対する批判が高まりました。
その後、所属会社より経緯報告と防犯対策の提示がありましたが防犯対策が「防犯ベルの配布」との事でさらに批判を浴びます。
NGT48のイベントが警察の厳戒態勢のもと行われるも運営関係者は現場に出ず。
週刊誌報道機関の発表後、関連メンバーがtwitterでコメントを発表。
アイドル自身に状況の収拾を図らせようとする姿勢に、ますます運営に対する批判が高まりました。
何かしらの事件が起こった時は、運営側の「大人たちが矢面に立つべき」だと今回の件で特に感じました。
その後、支配人の異動、NGT48運営新体制の発表とそれまでの謝罪会見が行われましたが、会見が行われたのがメンバーの成人式のために集まった報道関係者に対して急に開かれました。
逃げ腰の姿勢がうかがわれ大きな問題となっているにもかかわらず、報道関係者に告知もなく開かれた記者会見に「報道関係者は不満」を漏らしたようです。
わたしも記者会見の様子を拝見しましたが、答えられないことが多く説明も曖昧でますます批判を浴びました。
「対応は後手後手だが人事異動だけ妙に早い」との批判が噴出しました。
この騒動を「最も詳しく説明できるはずの前支配人」が記者会見しないのも謎のままとなりました。
時系列で追ってみましたが、全てが後手に回り運営が機能していなかったことが今回の悲劇の一因であると感じます。
想定外の事が起こり困惑してる様子を感じました。
これからは考えられる全てのことに対して危機管理マニュアル化すべきではないでしょうか…
発足当時のAKBグループと今の現状では会社規模が違います。
大企業としての対応が求められるのではないでしょうか?
まじめなメンバーが報われるシステム
わたしの考えでは不真面目なアイドルが芸能界で成功するとは思えません。
問題は、不真面目なメンバーが「一生懸命努力してる人に対して邪魔をすること」ではないでしょうか?
わたしも以前、会社の先輩にこんな事を言われた経験があります。
「そんなに一生懸命仕事をするな。俺がサボれなくなる。」
苦笑いでかわしましたが、一般社会においてもそのようなケースはあります。
学生生活でもあるのではないでしょうか?
わたしの先輩は会社を辞めていかれました。
そんなモチベーションでは働けないでしょう。
まじめな人が報われるシステムを作るのは難しいかもしれませんが、しっかりと見守り適正な評価をするのも運営の役割だと思います。
アイドルの恋愛について
暗黙の了解で、アイドルは恋愛禁止のようになっています。
アイドルの恋愛について詳しくはこちらをご覧ください。
【アイドルの恋愛禁止 本当の理由】
今回、新たに感じたのは関わる人が増えるほどアイドルにとってリスキーであるということです。
わたしは恋愛禁止について寛容な見方でしたが今回の一件で危険だと感じました。
アイドルとして活動するならば恋愛禁止にした方が安全です。
アイドルの防犯管理について
今回の一件から「住所が特定できる会員登録」などは避けた方がいいと感じました。
運営発表の防犯ベルも対策の一つではありますが特に「夜分の帰宅時の送り」はしてあげてほしいです。
今回の運営新体制に防犯管理についての見直しにも期待しましょう。
アイドルの現場の声を拾い上げるべきなのでは?とも思います。
2度と同じようなことが起こらないように
山口真帆さんが勇気を持って告白されたのはこのためではないでしょうか?
彼女がもし告白しなかったら?
SNSがなかったら?
わたし達が気づかないうちに同じ様な事件や、もっと悲惨な事件が起こってた可能性があります。
現状でも氷山の一角で現在進行形で同様のことがあるかもしれません。
彼女にとっては恐ろしく悲しい経験となってしまいましたが、社会に対する問題提起となった点においても彼女の勇気をムダにしてはいけません。
これはAKBグループのみではなく日本のアイドルや芸能人が所属してる会社すべてが対策すべきことなのではないでしょうか?
同じような過ちを繰り返してはなりません。
規律違反メンバーの処分?
この件に関しては前支配人からの提案だったようです。
現在の運営発表ではNGT48騒動に関して違法なメンバーはいないとのことです。
あたりまえです。
ファンの押しかけが「不起訴事案ということは無罪」ということですから。
しかしながら、それでは彼女の告発した内容と矛盾してきます。
この点は、これからどうなっていくか全くわかりません。
事件究明のための第三者委員会が設立され機関に任せるしかありません。
ただ運営サイドが第三者委員会をどれほど理解しているかわかりませんが、弁護士さんなどが参加すると仮にメンバーが関与していた場合、完全に実名報道されてしまう危険性があるようです。わたしも知りませんでした。
第三者委員会を運営が設立したことにより最悪のバッドエンドにならないことを願います。
(*第三者委員会の調査後の会見でメンバーは不問になりました。)
世間では犯人探しが行われていたり今回の件でメンバーの保護者、ファン、関係者からもグループとしての信用を失っていると思います。
もし仮に今回の件でファンとの関連メンバーがいるのなら実名報道せず憶測もされず解雇できる方法は
【グループの解散再編制】しかないと考えます。
今回の件で嫌気がさしたメンバーもいるでしょうし心配な保護者のかた、活動辞退を申し出るメンバーも出てきそうです。
グループのイメージを一新できる案と思います。
なぜ関連メンバーを守る必要があるのか?
彼女達はまだ若くこれから長い人生があります。
芸能活動という夢が断たれるだけでも充分ではないでしょうか?
今まで頑張ってきた数年が完全に無駄になるわけですから…
これから心を入れ替えて活動するのならばいいかもしれませんが残念ながら、そのケースで上手くいく確率は低いと思われます。
運営からの正式な発表ではメンバーの関連性はないとのことなので憶測で語らずこの辺りで終えたいと思います。
チームGは楽しかった…
山口真帆さんはNGT48チームGとしての活動は楽しかったようです。
彼女が復帰するには、
- まず運営が各メンバーと向き合い明確な方針を示し、
- 第三者委員会による事件の究明が行われ、
- この一連の騒動が解決する必要がある
と思います。(解決されぬまま千秋楽公演となりました…)
彼女の意志にもよりますが「他のグループへの移籍の選択肢」も用意してあげてほしいです。
ご自身の告発により騒動が大きくなり責任も感じておられるかもしれません…
その面のケアも運営にお願いしたいところです。
一連の騒動が解決し組織的にも受け入れ体制が整い健全なアイドル活動をNGT48に期待します。