「乃木坂46らしさ」とは?色々な視点から見える心の拠り所
スポンサーリンク

乃木坂46の29thシングル「Actually…」が今までの表題曲と大きく違った印象であり「乃木坂らしくない」と話題になりました。

多くのファンの皆さんの「乃木坂らしさ」についての意見を見て、私も考えてみようと思った次第です。

結論からいうと「乃木坂らしさ」は、あると思います。

メンバー、スタッフ、ファンによって多少とらえ方の差はありますが「乃木坂らしさ」は存在するでしょう。

なぜなら、グループや組織の「〇〇らしさ」とはグループをまとめるアイデンティティでもあるからです。

アイデンティティとは、他とはっきり区別される、1人の人間としての個性。また、自分がそのような独自性を持った、他ならぬ自分であるという確信。組織、集団、民族などにも用いる。自己同一性。

「乃木坂らしさはない」という意見をみかけましたが、それは「乃木坂46にはアイデンティティがない」というのと同じです。

なので、そのような見解は「理解し難い」といえます。

ただ、『乃木坂46らしさ(アイデンティティ)はこれだ!』と言い切ることは「ない」というのは理解できます(人それぞれ心の拠り所が違うため)「乃木坂46のらしさ」は複合的な要素で構成されていると思うからです。

また、「乃木坂46らしさ」に囚われないことが「らしさ」を際立たせる効果もあるでしょう。

*あくまでも「個人的な見解」なので強要することではありません

その辺について、詳しく考えてみましょう。


【店舗限定特典あり・初回生産分】乃木坂46 ベストアルバム「Time flies」 完全生産限定盤 (3CD+Blu-ray+付属品) + 初回仕様/封入特典:[1] 応募特典シリアルナンバー封入 [2] メンバー生写真ランダム封入 + クリアファイル(T.ver) 付き

スポンサーリンク

乃木坂46らしさ「らしさ」って何?

最初に、「〇〇らしさ」の「らしさ」とは何なのでしょうか?

「らしさ」とは、そのものに「ふさわしい様子をしていること」「まさにそのものであると判断される程度」とされています

つまり、乃木坂46らしさとは「乃木坂46にふさわしい様子」「乃木坂46そのもの(アイデンティティ)」であるといえます。

スポンサーリンク

「乃木坂46らしさ」をグループコンセプトから考える

アイドルグループ乃木坂46は、2022.2.22にグループ誕生10周年を迎えました。

グループ立ち上げ時のコンセプトは「コンセプトがないこと」としていますが「劇団」を1つの軸に考えていたようです。

乃木坂46のダンスは「舞踏、舞踊」として「劇を演じる」ことによって1つの作品を提示しており、他のアイドルグループと差別化しています。

2つめに「文化的であること」

CD特典映像として収録されている「メンバー個人PV」は、文化的な要素を引き出すための役割もあるようです。

ポイント
劇団のようなグループ
舞踏・舞踊を基本としている
文化的な側面を表現している
スポンサーリンク

「乃木坂46らしさ」は円陣での言葉

乃木坂46は、ライブや大切な局面の前にメンバーが円陣を組むことがあります。その際、メンバーの掛け声で「努力・感謝・笑顔」という言葉があります。

「努力・感謝・笑顔」は乃木坂46メンバーだけでなく、スタッフや関係者、ファンも含め1つのアイデンティティになっていると感じます。

言葉だけでなく、乃木坂46メンバーや運営は「努力、感謝、笑顔」を体現してる印象を受けます。

ポイント
「努力・感謝・笑顔」を忘れない

「乃木坂46らしい」楽曲とは

乃木坂46楽曲で、メンバーやファンから人気の楽曲は「作曲者」が同じです。

「きっかけ」「サヨナラの意味」「君の名は希望」「制服のマネキン」「僕がいる場所」「ありがちな恋愛」など多数の乃木坂46楽曲の作曲家、杉山勝彦さん。

「気づいたら片想い」「今、話したい誰かがいる」「ハルジオンが咲く頃」「いつかできるから今日できる」「日常」などを作曲した、AKIRA sunsetさん。

上記の2名の作曲家による楽曲は、メンバーやファンから支持されており「乃木坂46らしい楽曲」と感じます。

*他の作曲家のかたの楽曲がダメという訳ではありません

グループの楽曲がずっと同じテイストになるとファンは飽きてしまうので、スパイス的なエッジの効いた楽曲も必要です。「乃木坂らしくない」楽曲は、乃木坂らしさを際立たせると共に新たな表現の可能性が広がるからです。

乃木坂46らしい作曲者
杉山勝彦さん
AKIRA sunsetさん

「乃木坂46らしさ」はクオリティーの高い作品に感じる

乃木坂46が発表する作品は「CDやMV・舞台や映画・ドラマ」のみならず「YouTube配信」や「ゲーム」でもクオリティーの高さを感じます。

CDでは音楽や特典映像のみならず「ジャケットや衣装」にもこだわっています。

また、乃木坂46時間TVなどの企画でもメンバーが真剣に向き合っている印象が強いです。

乃木坂46のモノ作りに対する真剣さは、とても好感が持てるグループアイデンティティの1つです。

「乃木坂46artworkだいたいぜんぶ展」では、クオリティーの高い作品を作る工程やこだわりを世間に発信しました。

ポイント
乃木坂46の作品はどれもクオリティーが高い
衣装・CDジャケットなど細部にまでこだわりがある
メンバー・スタッフを含め「もの作り」に対して真剣に取り組む姿勢

「乃木坂46らしさ」CDのコスパが高い

最近ドップリ乃木坂46にハマったわたしですが、乃木坂46のCDは「バレッタ」の頃から長年買い続けています。

なぜなら、乃木坂46のCDは「コスパが高い」からです。

*わたしは握手会に参加するタイプではありません

1枚のCDの内容は「表題曲・共通カップリング曲・ユニット曲(ソロの場合もある)」などで構成されており、各曲のMVに加えて特典映像も収録されています。

また、特典映像は「DVD」ではなく「Blu-ray」が採用されており美しい映像を楽しむことが出来ます。

多くのアイドルグループでは、CD購入特典の1つである「握手会(コロナ禍ではオンラインお話会)のためのチケット」がメインになっている印象を受けますが、乃木坂46はあくまでも作品にこだわっている姿勢に好感が持てます。

ポイント
乃木坂46のCDはコスパが高い
特典映像が豊富
握手券はあくまでもオマケ「作品」で勝負する姿勢

「乃木坂46らしさ」は優しさ

乃木坂46メンバーは「優しいエピソード」が多く存在します。

なぜ、乃木坂46メンバーは優しいのでしょうか?

理由として、乃木坂46は「AKB48の公式ライバル」として発表され「メンバー同士が励ましあう習慣が生まれた」といわれています。

また、AKB48グループのファンによる選抜総選挙のような「メンバー同士を戦わせる」コンテンツが乃木坂46には少ないことも理由の1つでしょう。

乃木坂46は旧体制的な「アイドルの競争主義」による成長ではなく、個性を認め成長のステージを提供する「自然な熟成」の方法がとられているようです。

乃木坂46の伝統として、観劇者が投票する「プリンシパル公演」がありますが、それはあくまでも『誰の芝居が良かったか?見たいか?』であり「課金すれば良い・ファンの数が多ければ良い」といったAKB48グループの形式とは違ったものです。

他にも、乃木坂46は選抜メンバーとして選ばれなくても「アンダー楽曲」やアンダーメンバーのみによる「アンダーライブ」CD特典として「個人PV」などメンバーの扱いに対して「極端な差が無い」のが特徴的です。

乃木坂46メンバーが優しいのは、運営や関係者が「メンバーを大切に想い接しているからだ」ともいえます。わたしが乃木坂46を好きな理由の1つです(乃木坂46運営には「粋」な人がいるように感じる)

乃木坂46メンバーの優しい理由
メンバーのお互いを認め励まし合う風習
乃木坂46メンバー同士を戦わせるコンテンツが少ない
互いの個性を認める環境
選抜メンバー以外のことも考えている
「個人PV」が平等に全メンバーある
運営がメンバーを大切にしている(「粋」な演出がある)

「乃木坂46らしい」メンバーとは

乃木坂46を代表するメンバーは、白石麻衣さん、西野七瀬さん、生田絵梨花さん、深川麻衣さん、桜井玲香さん、新内眞衣さんなど多くのかたがおられます。

しかしながら、加入当初から「乃木坂46らしいメンバーであったのか?」はわたしには分かりません。

乃木坂46の活動により「乃木坂らしい」メンバーになる

乃木坂46メンバーとして活動すると、仕事内容が「乃木坂46のイメージで依頼される」ことが多いので、そのような仕事を繰り返しているうちにメンバー個々の中で「自分の乃木坂46としての形」を作りあげるのではないか?と思うわけです。

乃木坂46メンバーの仕事に対する姿勢として「与えられた仕事は全力でやる」というのをよく聞きます。その姿勢が、スポンサーや制作サイドから評価され信用を得ています。

各メンバーが、グループ以外の「個人での仕事により、あるジャンルで洗練されグループに持ち帰る」という営み(行為・作業)が繰り返され、グループでの表現に貢献しているように感じます。

例えば、「演劇・ドラマ・モデル」仕事からの「表現力」、「ラジオ番組・バラエティー番組」仕事からの「コメントする力・瞬発力・笑いの間」、「歌番組」では「歌唱力・ダンススキル」のように、何かしら得たものがグループで良い刺激になっている気がします。

乃木坂46メンバーの「仕事に対する姿勢・意識」はアイデンティティの1つといえます。

乃木坂46らしいメンバー
乃木坂46の仕事を繰り返すと「乃木坂46らしい」メンバーになる
運営の教育とメンバーの「素直さ」
乃木坂46メンバーの「仕事に対する姿勢」

「乃木坂46らしい」メンバーを採用している

乃木坂46メンバーオーディションが、3年前後の間隔(2期生は除く)で開催されています。

乃木坂46メンバーオーディションの審査は運営側の人が参加しているので「乃木坂46らしいメンバーを採用する」でしょう。

乃木坂46らしいメンバーを採用して、乃木坂46の活動を繰り返していれば、乃木坂46らしいメンバーに成長するのは当然のことのように思います。

「乃木坂46らしい」メンバーの特徴

乃木坂46グループ楽曲やコンセプトから「乃木坂46らしい」メンバーの特徴を考えると

  • ダンスが「舞踊・舞踏」と関係するバレエ経験者
  • ミュージカル的要素から歌唱力が高いメンバー
  • 心根が優しいメンバー
  • 育ちが良い(お嬢様)メンバーなどが考えられます

また、武道経験者(空手も含む)が多いのも特徴的です。和田まあやさん、髙山一実さん、掛橋沙也加さん、井上和さん、五百城茉央さんなど。

なぜ、武道経験者がアイドルと相性が良いのか?

武道では「武士道」が規範であり、武士特有の美意識・道徳観が存在します

人への優しさ「仁」であったり「礼節」、正しさの「義」、自身の心を奮い立たせる「勇」、真実性と誠意をあらわす「誠」など、アイドルの活動のみならず日々の生活でも役立つ「美しい心の持ち方」が特徴的です。

「武士道」について詳しくはこちら

https://sinrigakusaron.com/busidou-nitobe-inazou-nihonjinnoarikata

乃木坂46メンバーが出演した映画や舞台化された「あさひなぐ」からも、アイドルと武道の相性の良さを感じられると思います。

武士道の観点から五期生の推しメンは「井上和さん、五百城茉央さん」に決定しました(え?)

「乃木坂46らしさ」は無い?

長々と「乃木坂46らしさ」について考えてみました。

「乃木坂46らしさは無い」という意見が散見されますが、個人的には上記で述べたような「乃木坂46らしさ」があると思います。

とはいえ、個人が感じ好感が持てる「らしさ」は個人の「心の拠り所」であり、他者に強要したり言い争うことではないでしょう。

乃木坂46グループを立ち上げ苦労した「一期生・二期生メンバー」が卒業したことによりファンも同じく離れることがあり、新規ファンの獲得を考えるならば「新しい雰囲気の楽曲」や「大胆な抜擢」も必要であると思います。

今までの伝統的な「乃木坂46」のカラーを守る「根幹のアイデンティティを継承しつつ」新しい表現として攻めるのも乃木坂46らしさでしょう。

まとめ

今回は「乃木坂46らしさ」について考えてみました。

「乃木坂46らしさ=アイデンティティ」は存在すると思います。

これは、乃木坂46だけではなく他のアイドルグループでも同様です。

グループアイデンティティが弱いグループは「人気しなかったり」「グループ内でメンバーが対立したり」「メンバーがメンバーをリークしたり」と良いイメージがありません。

乃木坂46の根幹となるアイデンティティを保ちながら「新しい表現に挑戦してほしい」と願います。

スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事