今回は「遠征シリーズ第三弾」乃木坂46春夏秋冬/フォーシーズンズです。
ずっと「行くべきか・あきらめるか」迷っていましたが、乃木坂46とアートのコラボは「いつ開催されるか分からない」ので弾丸で行って参りました。
*旅行レポは現場に行けなかった方に向けて、現地に辿り着くまでの心境・風景を交えて書いています。目次にて読み飛ばして頂いても構いません
目次
乃木坂46フォーシーズンズ「東京国立博物館までの旅」
時刻は0時過ぎ…東京行きのサンライズ瀬戸に飛び乗った。
「飛び乗った」と聞くと衝動的に動いたような雰囲気だが、1週間以上前から切符を予約している。何なら、明日の乃木坂46フォーシーズンズのチケットも予約済みだ。
こう見えて「石橋を叩いて渡るタイプ」なのだ(知らんがな)しかも、まだ乗っていない。サンライズ瀬戸が到着するのをホームで待っている。
仕事終わりなので喉がカラカラ…電車はまだ来ないのでホームでビールを飲みたいところだが「お腹が痛くなって乗り過ごす」恐れがあるのでグッと我慢だ。
そうこうしているうちにサンライズ瀬戸が入線してきた。待たせやがって悪い子だ(俺が早く駅に着き過ぎただけ)
ちなみに、西日本在住でサンライズ瀬戸を利用しようか迷っている方は「1週間前には予約」した方がいい。
俺が喫煙者のためか「1週間前でも残り2室」しかなかった…危ないところだ。
サンライズ瀬戸には「のびのび座席」という、個室ではないが足を伸ばして寝ることができる座席がある。料金も1番安く設定されている。
しかしながら「イビキがうるさい俺」が皆さんとのびのび座席で寝ると迷惑なので個室を選んだ。
そんな個室の内装を紹介しよう
テーブルが備え付けられているソロシングルタイプ。コンセントもありスマホを充電することも可能だ(充電器は持っていこう)
逆側には、デジタル時計やアラーム・室内ヒーター設定できるパネルがある。こちらに枕を置いて寝るようだ。
また、カバンや荷物を置けるスペースとアウターを掛けれるハンガーもあるぞ。
電車に乗り込むと車掌さんが切符の確認に来てくれる。それが済んでから晩酌タイムだ。
乃木坂配信中の「山崎怜奈先生のフォーシーズンズ解説動画」などを見ながら夜食を済ませた。
サンライズ瀬戸に乗ってみた感想だが、俺の部屋が「階下・連結部分近く」だからか思ってたより揺れる…ビールの酔いも早く回りそうだ。
現在午前2時…
明日は「朝7時に東京に着く」のでそろそろ寝ようと思う。おやすみ…
電車『ガタンゴトン、ガタンゴトン…』
俺『………』
電車エンジン『ゴーー!ゴゴゴーウーーン』
俺『………』
電車『キキキ…カカカ…パキッ!』
俺『寝られへん!』
サンライズ瀬戸は眠らない…いや、寝れない
階下の部屋で連結部分近くが理由なのか「揺れと電車の走る音」が凄まじく全く眠れないのである。
加えて俺は「Mr.神経質」でもあり寝台列車に不向きなタイプといえよう。
寝台列車は「移動するホテル」ではない
あくまで「移動」がメインというわけだ。金額により「静かな部屋」があるかもしれないが、まったく寝れない。
眠れない間、俺が何をしていたかというと…
- 眠ることをあきらめて夜空を見上げてた
- 揺れにあわせてゴロンゴロンしてみた
- この記事を書いている…など
とはいえ「夜明けは美しい」もちろんBGMは「夜明けまで強がらなくていい」
この夜明けを「電車の中から見れる」だけでもサンライズ瀬戸に乗る価値はある…と思う。
「乃木坂46春夏秋冬/フォーシーズンズ」が東京で、時間予約制で開催されることがなければ、俺は1生寝台列車に乗ることはなかっただろう。
人生は、良くも悪くも「感動体験」がすべて
このような体験をさせてくれて『ありがとう乃木坂46…』などと思いを馳せているうちに「一睡もせず」東京に到着…
とはいえ、まだ「7時過ぎ」だ
乃木坂46フォーシーズンズが開催されている表慶館開園まで「乃木神社や靖国神社」を巡ろうと考えていたが、一睡もしていないので体力温存することにした。
先ほども述べたが、乃木坂46フォーシーズンズのチケットは入館時間が決まっている。
遅れるわけにはいかないので直接、東京国立博物館へ向かったのだけれど時間を持て余して上野公園を散策
「乃木坂46フォーシーズンズ」いざ入館!
国立博物館に到着して上野公園を散策したのだけれど、まだ時間を持て余している。
近くの上島珈琲店でモーニングセットを頂いたが東京は禁煙だらけだ…汗
喫煙スペースを探してるうちに、開園時間が迫ってきたので列に並ぶことにした。
朝イチからの入場なのに2〜30人ほどの列だ。ワクワクしながら待っていると、とうとう開園!『やっほい!』
乃木坂46ファンの皆さんがSNSにあげていた憧れの大きな飛鳥さんだ。
いよいよ表慶館に入る。
齋藤飛鳥さんの作品:日本美術の遠近表現
「乃木坂46春夏秋冬/フォーシーズンズ」が開催されている表慶館に入るとすぐに齋藤飛鳥さん(作品)が迎え入れてくれる。
最初の作品は「花下遊楽図屏風」描かれた花は「桜」を題材にして飛鳥さんが舞っている。
美しい…
遠藤さくらさんの作品:妖しい美
齋藤飛鳥さんの作品の次は「4期生エース遠藤さくらさん」の作品だ。
題材とされたのは「焔」描かれた花は「藤」嫉妬に翻弄される女性の姿をさくちゃんが見事に表現している。
少し怖いくらいだ…汗。さくちゃんの怖い表情はレアだし、まさに「妖しい美」を表現している。
山下美月さん久保史緒里さんの作品:切り取られた瞬間
次は、山下美月さん久保史緒里さん2人の作品
「夏秋草図屛風・風神雷神図屛風」描かれた花は「百合と葛」
2枚の屏風があるのではなく「風神雷神図屛風」の裏に「夏秋草図屛風」が描かれている
鑑賞者が多いので『後で戻ってゆっくり鑑賞しよう』と思う…これが、後に悲劇を呼ぶことになる。
依田祐希さん星野みなみさんの作品
「四季花鳥図屛風」描かれた花は「椿と牡丹」
移り変わる四季の様子を12台のディスプレイで表現している。
ソニー製の裸眼で3D視できる特殊なディスプレイだが、寝不足のせいか上手く目の焦点が合わない…それでも可愛いらしい「みなみさん・よだっちょ」は確認できた。
*ここは撮影不可
表慶館の内装も美しい
一階から二階へ階段を昇り「表慶館の内装の美しさ」を楽しむ…のだが、1階部分にメンバーのサインゾーンがあったようだ。観るの忘れたー!泣
生田絵梨花さんの作品:ループ構造
次は、生田絵梨花さんの作品
題材は「秋草図屛風」描かれた花は「オミエナシ」
秋草図屛風は緻密に計算されており「面白い」ので公式図録でじっくり見よう。
*購入されてない方はこちらからご覧ください
https://cpcp.nich.go.jp/modules/r_db/index.php?controller=dtl&t=db_hukusei&id=17
この展示室も鑑賞者が多く「後で戻ってゆっくり見るつもり」であったのだが…
賀喜遥香さんの作品:秘められた風景
賀喜遥香さんの作品の題材は「見返り美人図」これは色々な媒体で紹介されていたので知っていた。
描かれた花「菊」
今回の展示作品の中で最も分かりやすく美しいと感じた作品だ。賀喜遥香さんの表情が素晴らしい。
*ちなみに公式図録のかっきーめちゃ可愛いです。写真集のよう(´-`).。oO
梅澤美波さんの作品:シュールなだまし絵
賀喜遥香さんの美しさの余韻に浸っているうちに、次は「梅澤美波さんの作品」これも良かった。
題材は「振袖 白縮緬地梅樹衝立鷹模様」描かれた花は「梅」!
多くのモニターで構成されており「色々な見方」で楽しむことができる。
まず、平面で見る場合
平面だけでも美しいのだけれど「斜めから観る」と多くのモニターを1度に観れて面白い
梅ちゃんは美しいだけでなく、マジメながら少し天然?で面白い性格。また、母性が強い「しっかり者」の印象で好きなメンバーだ…
何てことを考えながら最後まで辿り着いたので『ゆっくり観れてない作品展示に戻ろう』としていたらスタッフさんに呼び止められた。
『1度ご覧になられた展示室への入室はお断りしております』
え…それは最初入館した時に言ってよー
*もしかしたら入館時に言われてたかもしれません。寝不足とテンション上がってお話聞いてなかったかも…
山さん久保さん、いくちゃんのところ『あまり観れてない〜』泣き…と心の中で思いながら
「失礼しました」と謝罪を述べスマートに立ち去る。乃木坂46ファンとしてスタッフさんとモメるわけにはいかない。
泣きながら(泣いてない)グッズ購入の場所へ足早に向かうのであった…
「乃木坂46春夏秋冬/フォーシーズンズ」グッズも素晴らしい
「乃木坂46春夏秋冬/フォーシーズンズ」来館目的の1つは「通販では販売されないグッズ購入」である。
用意されている買い物カゴに『欲しい』と感じた商品をドンドン入れていく。しかし、他のお客さんもいるので、これが少し恥ずかしかった。
「こいつ、めっちゃ買うやん」と思われるかもしれないが気にしてられない。
そんなグッズ売り場で微笑ましかったのは、おそらく学生さんが所持金の関係で「グッズを丁寧に選び悩んでる様子」
推しメンは決まってるのだけれど、より良い美しいグッズで迷っていた。そこに愛を感じたのだ。
数の多さではない「1つのグッズに対する深い想い」だ。あれは微笑ましかった。
なので、欲しいグッズをバンバン買い物カゴに入れてる「自分が少し恥ずかしくなった」のだけれど、遠方から一睡もせず来てるので大目に見てほしい。
購入したグッズはこちら
グッズ購入して良かったのは
キービジュアル関連の「ポスターやポストカード、クリアファイル」とても美しい
「ポストカード入れ・クリアファイル入れ」…一般的なポストカード入れは市販で販売されているが「オシャレなもの」があまり無い「乃木坂46フォーシーズンズのポストカード入れ」はとてもオシャレで満足している。
また、クリアファイルをストックする品物は斬新に感じる。これもオシャレで素晴らしい。
キービジュアルポスターは齋藤飛鳥さん、梅澤美波さんの2つに絞った。この梅ちゃんの表情が堪らなく良い。
公式図録も購入したので、家でじっくり芸術に触れたいと思う。
乃木坂46フォーシーズンズ所要時間
乃木坂46春夏秋冬/フォーシーズンズの所要時間は「なるべく1時間で買い物も済ませてほしい」と伝え聞いていた。
何も気にせず普通に展示作品を観て、買い物したら1時間ほどであった。
表慶館から出て撮影していないところを色々と回った。
乃木坂46フォーシーズンズの感想と評価
「乃木坂46春夏秋冬/フォーシーズンズ」はトータル的に非常に美しく楽しめる空間であったが「感じた・気づいた点」を再考してみたい。
作品展示室に戻れないことについて
先ほども述べたが「入館時に言われてた」なら申し訳ない。俺が悪いだけなのだけれど少し残念であった。
1つの作品に多くの鑑賞者が集まってしまい「後で観よう」と思うのではないだろうか。
さらに、今回の作品はモニターを多く使用してる「空間芸術」の側面も感じた。
空間芸術は鑑賞者が邪魔になる?
すべての作品が「空間芸術」というわけではなかったけれど、いくつかの作品では俺を含めた鑑賞者がいることで『作品の邪魔をしてしまうのではないか?』と非常に気をつかった。
乃木坂46ファンの方々は「優しく譲り合う精神がある」ので成り立っていたが、とても難しい作品展示の方法であった気がする。
モニターを囲う枠・1つの作品に対するモニターの大小・個数などが効果的に使われており、それらを含めて満足しようとすると多くの鑑賞者の存在は邪魔だったのではないだろうか。
新型コロナの影響?で「時間を分けて入館者制限」していたが、それは「空間芸術を楽しむ」という観点で見ると正解だったと思う。
写真撮影とアート理解について
作品の写真撮影はとても嬉しいサービスだ。
しかしながら、本当に日本美術とアートとしての乃木坂46を「深く理解したのか?」と問われるとYESとは言えない。
ハッキリ言って「写真を撮ることに夢中」だった(俺は)
本来なら2度3度来館して「今日は作品を理解するぞ!」と決めて写真撮影を控えたりするのだろうけど、遠方から来館してる俺のような人には難しいことだろう。
美術館や博物館は「オンライン・VRで観れる」ようになれば良いと思う。
VRで作品展示を鑑賞できるようになればリアルな鑑賞者は邪魔にならず、空間芸術を最大限に楽しむことができる。それに、遠方地の方や少しでも興味がある人が気軽に利用できる。
数年後には、そんな未来になっているのだろうか。
【追記】期間終了後オンライン配信されました
パフォーマーに推しメンがいない人はどうするの?
「乃木坂46春夏秋冬/フォーシーズンズ」に来館する前、各SNSで乃木坂46ファンの意見を調べていた中で『推しメンがパフォーマーにいないから観に行かない』というものがあった。
俺は、齋藤飛鳥さん、梅澤美波さん、賀喜遥香さん、遠藤さくらさんなど好きなメンバーが多くいたので来館したのだけれど、パフォーマーに推しメンがいない場合は来館しないようだ。
素直な気持ちでいえば「乃木坂46メンバー全員が関われるアート展」が理想であるが、コラボ系のアート展で全メンバー参加というのは予算的に難しい気がする。
以前開催された「北野天満宮でのコラボ」よりは、展示に関わるメンバー数が増えており個人的に「乃木坂46春夏秋冬/フォーシーズンズは良かった」と思うのだが、多くのファンが『来館したい!』と思う仕掛けは必要かもしれない。
3年前の「北野天満宮コラボ」記事はこちらをご覧ください
SNSでの「#○○」は決めた方が良かった?
「乃木坂46春夏秋冬/フォーシーズンズ」のことをTwitterやインスタグラムで検索すると「#○○」が統一されておらずバラバラになっている。
公式Twitterでは「#フォーシーズンズ乃木坂46」が使われているが「#乃木坂46フォーシーズンズ」を使ってる人達もいる(俺も最初こちらを使っていた)他にも「#乃木坂46春夏秋冬」など「#○○」が大いに割れている。インスタグラムでも同様だ。
来館した時に可愛いらしい女性スタッフさんに『写真撮影してSNSであげて下さいね♡』といわれたが「#○○」を決めておかないと情報が分散してしまう。それらをSNSで見ると『あれ?みんな行ってなくね?』と感じるのではないだろうか。
また、乃木坂46ファンの方々は優しいので「ネタバレ」しないようにSNSにあげるのを控えている人もいるようだ。
俺も最初は同じ考えであったが「映像アート」なので画像をアップしてもネタバレにはならないと思った(だから動画撮影は禁止されていた?)
「乃木坂46春夏秋冬/フォーシーズンズ」がきっかけで「アートの見方」について学んだが、アート(芸術)は表面上の美しさ・綺麗さだけでなく「作者が伝えたい意図を鑑賞者がくみ取る」必要があるらしいので簡単にネタバレにはならない。
「エンタメとアートの違い」についてはこちらを参考に
次回の「乃木坂46とアートのコラボ」を考えるならファンは大いにSNSで拡散し来館人数を増やしてあげるべきだったし、公式も「#○○」を分かりやすい言葉にすべきだと感じた。
まとめ
今回は「乃木坂46春夏秋冬/フォーシーズンズ」について書いてみました。
私の「乃木坂46春夏秋冬/フォーシーズンズ」に関する出費
- チケット代 1800円
- グッズ購入代 15000円
- 交通費 約40000円(高い😅)
以上のように交通費が何よりも高額です。それでも「乃木坂46春夏秋冬/フォーシーズンズ」は満足したし寝台列車も経験できました。
感動体験は「プライスレス」といったところでしょうか。
JRはコロナの影響を強く受けており、少しでも経済が活発になればと利用しました。乃木坂46のアートコラボは経済効果高い(たぶん)ので、またどこかの企業さん「乃木坂46アートコラボ」お願いします。
本来なら全国で展覧会を「順に開催する」のが良いと思いますが難しいでしょう。
「VRやオンライン展覧会」の方が現実的でしょうか。遠方のファンの方々も楽しめる展覧会があればいいですね。
何はともあれ「乃木坂46春夏秋冬/フォーシーズンズ」関係者の皆様ありがとうございます。楽しかったです☺