*この記事は2020年2月に書いたものに追記しています
NGT・AKB・HKTグループからAKSが撤退し、各グループが会社を設立するようだ。
現在のNGTグループは、ほぼ1年休業状態であり再建することについて真剣に考えてみたい。
その前に「NGT48事件の真相」について知っておいたほうがいいかもしれない。憶測や想像ではなく「事実」から考えた事件の真相については、こちらから
まず、はじめに現在のNGTグループの状況を確認してみる
仕事がない
メンバーの実力不足を感じる
以上の点を改善出来なければ、現状を打破することはできないだろう。
一つずつ深掘りしてみよう
目次
NGT48はイメージが悪い
人気商売においてイメージが悪いのは致命的であり、この点は絶対に改善しなければならない。では、良いイメージを与えるにはどうするべきなのだろうか。
人気があるとは、信用があるということ
「イメージが悪い=信用がない」と言い換えることができる。ならば、良いイメージや人気するためには信用を得るしか方法はない。
信用は得ることは難しく、失うのは簡単
一連の騒動でNGTグループの「信用はほとんどない」といっても過言ではない。これから信用を得るまでに最低3年から5年の時間は要するのではないだろうか。
よほどの救世主が現れない限り、時間がかかると割り切り地道に一生懸命にアイドル活動していくしかない。
即効性がありそうな案としては、まだ世間的に有名でない研究生メンバーを全面に出し、ベテラン組は後方支援につとめる形ではないだろうか。
以前の騒動の時に解散再編成すべきと書いている。詳しくはこちらもご覧ください
これからのNGT48にとって、ある程度のイメージカラーがついているベテラン組にとっては険しい道となるだろう。
イメージ回復に最低3年は要すると書いたように、年齢的にリスクが高いのなら卒業も視野にいれるべきかもしれない。
AKSがNGTから撤退する形となり、ますますベテラン勢に風当たりが強くなりそうだ。現場や他のメンバーに対して、発言力や影響力の強いメンバーは新組織から嫌われる可能性もある。
新しい門出に影響力のあるメンバーは邪魔なのだ。
皆さまご存知のように、これは一般社会でも普通にある。企業のトップが変わると自分がやりやすいように社員を整理するだろう。
NGT48は仕事がない
イメージが悪くなったアイドルグループや芸能人に仕事はない
アイドルや芸能人はイメージ商売であるため先ほどの「信用がない・イメージが悪い」ことから結果的に仕事のオファーが無くなってしまうのは皆さんも周知のことだろう。
「イメージ回復に3年は要するのでは」と書いた。
では、3年間も仕事がない状況で、彼女達はどう活動していくべきなのだろうか。
仕事がないのであれば、自分たちで番組を作り発信してはどうだろう。
「NGT48チャンネル」を動画配信サイトとして設立し、自分たちで番組を作るしかない。
ここで、彼女たちの魅力を伝えることが出来ればメディアの仕事につながるかもしれない。
この動画配信サイト構想は以前、STU48にも提案した。
STU48も地方グループであり、全国的人気を得るのに苦戦してる印象を受けたからだ。STU48に対しては、さらに瀬戸内チャンネルの開設を提案している。
瀬戸内チャンネルとは…瀬戸内地方局でSTU48メンバーが出演した番組を動画配信サイトで見れるというものだ。これにより、瀬戸内地方局の番組にメンバーが出演する機会が増え、局やスポンサー側の経費も削減、チャンネル登録者数が増えれば運営側も毎月の収入が安定するのではないか。
グループメンバー(運営側)と局・スポンサー(制作側)とファンにとって全員がプラスになる案だ
以上の理由からもNGTチャンネル開設案を提案する
*動画配信事業の権利をAKSに取られていた場合どうしようもないだろう
NGT48メンバーの実力不足について
NGT48の楽曲は素晴らしいと思う
「世界はどこまで青空なのか」は握手会に興味ないが購入する寸前であった。
しかし購入しなかった…
楽曲は良いのだが「あと1歩のところで心の壁を越えない」その理由として歌唱力の問題を提唱したい。
当時は兼任メンバーとして柏木由紀さんが加入しており歌唱力に厚みもあったと思う。しかし現在は兼任解除しており、以前よりも歌唱グレードは下がっていると推察される。
以前のNGT騒動で実力者が卒業してしまった印象も受け、現在のNGT48メンバーの歌唱力とダンス技術の底上げは必須だろう。
研究生の若手メンバーを中心にスキルアップすべきだと思う
最近のAKBグループの握手会や人気傾向をみると、歌唱力やダンス技術などが必須になってきており、人気や握手対応だけでグループが成長することは難しいと感じる。
個人的には握手会商法は終焉に向かっており、乃木坂など坂道グループのあくまで「握手はオマケ」のスタンスになるのではと考える。
握手会はCD販売や会場・イベント・メンバーの労力・人件費などを考えると、企業に利益があまり無いのではないかと思われる。利益のわりにメンバーや企業に対してリスクが高いのも理由の一つである。
動画配信事業で成功すれば、ますますCD握手会はリスクが高いものになるだろう。
音楽人気の基準が、CD売上枚数のみのオリコンランキングから、CD売上枚数・ダウンロード数・動画配信数・ラジオ放送数などを合算したビルボードランキングへと変わってきている。世間の基準もビルボードランキングとなり「ごまかし」が効かない時代になっている。
メンバーのスキルアップは必須である。
NGT48の再建はSTU48の活動を参考にするつもり?
NGT48の新社長の岡田剛氏は経歴があまり知られていない。しかし、AKSの事業推進グループのグループ部長の経験があり、経営側の人であることは推察できる。
NGT48の劇場支配人の早川麻衣子氏は、SKE・AKB・STUのマネジメント経験がありアイドルの現場と深く関わってきたようだ。NGTに異動前はSTU48に関わっており、現在右肩上がりの人気グループのSTU48の運営と今も繋がりはあるだろう。運営は彼女に任されることになりそうだ。
1年前に早川氏が劇場支配人に、岡田氏が副支配人になった時から、今回のAKS撤退と新会社設立のシナリオは動いていたと思われる。
STU48が地方である程度の結果を示してる理由に、皮肉にもNGT48の活動を参考にしていたように思う。NGT48とSTU48の共通しているのは、日本の主要都市(東京・大阪・名古屋・福岡)以外でのグループ設立の点だ。
NGT48は高崎~金沢間の新幹線開通により北陸地方への入客を狙ったプロジェクトであったのだろう。しかしこれが、予想以上にうまくいかなかった…
失敗の原因と考えられるのは、北陸地方以外のメンバーが多くいたことではないか。
華やかなアイドル生活を夢に描いた人にとって、地方都市でのアイドル生活はストレスに感じたのではないだろうか。そのような点もSTU48は改善しており、ほとんどのメンバーが瀬戸内7県出身である。
これからのNGT48は、STU48の経営・運営をベースとした方向に進むと予想される。
*STU48は国の事業とも関わっており、スキャンダル系に対して厳しい罰則があるように感じる。NGT48メンバーが、同じルールを新体制により持ち込まれたとき耐えれるのだろうか…
追記:新型コロナウイルスの影響を理由にSTU48号船上劇場の終了が発表された。
2020年は、STU48二期研究生も多く加入してすぐのコロナの状況になり、STU48は窮地に追い込まれているように感じる。
NGT48とHKT48はマーケティング事業と提携し「ファンが望むこと」に対して積極的に挑戦しており、ファンにとって満足度が高くなっている印象がある。
それとは対照的にSTU48の施策は、露骨な課金イベントや集金イベント、グッズの乱発販売が目立ちファン離れが加速している。
現在のアイドル業界は以前のように、握手会やイベントで簡単にファン獲得できる時代ではなく、緻密なマーケティング戦略が必須だと思う。
STU48は、同じ地方グループのNGT48・HKT48から学ぶべきである。
NGT48再建の注目メンバー
NGT48再建に必須のメンバーと、これからに期待する若手メンバーをピックアップしてみる。
中井りかさん
彼女のバラエティ番組対応力やトーク力は天才的だ。
一時は炎上アイドル路線で人気を博していたが、彼女は実力がしっかりあると感じる。
2020.1月現在、レギュラー番組に多数出演してるのは彼女だけだ。NGT48の広告塔としての活躍に期待したいが、まずはグループのイメージを回復してからだろう。
ただ、彼女が新体制の運営方針に従えない場合は卒業の可能性も高いだろう。新体制でイメージを一新するには、ベテランメンバーのカラーは邪魔にもなる。
彼女は芸能事務所に所属しており、個人で活動していくのかもしれないが後輩達のことを心配してる印象もある。
小越春花さん(2期研究生)
彼女は16歳と若いのだが、しっかりしており容姿も良い。
バラエティー対応できる雰囲気も感じた。
追記:シングルセンターおめでとうございます!
三村妃乃さん(2期研究生)
第2回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦 第3位
歌姫
川越紗彩さん
ビジュアルの良さとギターが魅力的
*NGT48で初めての推しメン
川越沙彩(NGT48)まとめ 美人で優しい歌声とギターを弾く彼女の魅力
藤崎未夢さん(ドラフト3期研究生)
新潟県新潟市出身
NGT48 5thシングル「シャーベットピンク」のセンターに抜擢
安藤千伽奈さん(ドラフト3期研究生)
出身地である長野県・御代田町の初めての「ふるさと大使」に起用された
ロングヘアーをバッサリと切り、魅力度が増した印象がある
小熊倫実さん
新潟県新潟市出身
中井りかさんプロデュースユニット「Cloudy Cloudy」に選出
柔らかい印象の癒し系。よくよく考えると、彼女のようなタイプは今のアイドル業界で珍しい存在に感じる。
これからの活躍に期待。
對馬優菜子さん
中井りかさんプロデュースユニット「Cloudy Cloudy」に選出
彼女も小熊さん同様に「柔らかい癒し系」の雰囲気。
中井りかさんは良いメンバーを選出したと思う。
*逸材は随時追加していく
NGT48握手会人気の序列主義からの脱却
AKBグループは選抜に選ばれる条件として「握手会人気による序列主義」があるようだ。しかしながら、握手会人気の序列主義がグループの成長の弊害となっているように感じる。
選抜に選ばれる時にホントに必要なのは「歌唱力とダンス技術・表現力」だ。人気があるだけでは質の良い作品を生むことは出来ない。
その点から、NGT48再建のために「完全実力主義制度」を提案したい
握手会人気の序列制度をやめ、メンバーの精神的負担も減らす狙いだ。
実力があれば、人気はあとからついてくる
CDを売る前提で経営を考えるから難しくなる。
なぜなら、何枚売れるかは発売してみないとわからないからだ。ここで、先ほど提案した動画配信の毎月の収入が重要になってくる。
動画配信の登録をファンは滅多に解約しないので、運営していく軸の収入源になるのではないか
収入源の軸があるなら握手会やCD売り上げに依存する必要もなく、メンバーのスキルアップや販促に集中できるのではないだろうか。
現在、AKBグループで最も優れたアイドルグループ運営をしてるのはNMBだと思う。
この動画配信収入軸の考え方もNMBから学んだことだ。
追記:「握手会序列主義からの脱却」と「CDやMVのクオリティー向上」「卒業後も運営と契約」この3点はAKBグループ復活の鍵になると思う。以前はレジェンド商法といわれた「アイドルの派遣業」は坂道系・NMB48の(卒業後も契約グループ)プロ意識により、完全に敗北している。
まとめ
今回は、NGT48再建案について真剣に考えてみた。
- グループのイメージ回復
- メンバーの実力をつける
以上のことは、最低限のラインだと思う。
その先にグループカラーのブランディング化があるのだけれど、イメージが悪いうちは何をしても無理だろう。
人の心を動かすのは「人の心」
一生懸命に誠心誠意のアイドル活動をしていれば、風向きが変わる時が来る…
その時を信じて、今はスキルアップしていくしかない。運営は動画配信チャンネルを設立し、メンバーの魅力を伝えれるような企画、構成、演出などを必死に考えて欲しい。
「アイドルは金儲けの道具だ」などと考えてるうちは、人の心を動かせないだろう
これからのNGT48が再建するには、運営・経営・メンバー・ファンが一枚岩とならなければならない。
研究生の方々が不憫で、今回は記事を書いた。
STU48がいまだ船上劇場がない頃、NGT48の劇場を借りたことがあった。その時、黒板に可愛いウェルカムボードを手書きで書いてくれたことを私は覚えている。少しでも恩返しとなれば幸いです。
NGT48頑張れ‼️
追記
NGT48に復活の兆し
この記事は、新会社設立や業務提携・シングル発売決定前にメンバーがあまりに不憫なので書いた(2020年2月)
新会社設立や業務提携などでNGT48は復活し、今までにないアイドルグループになるかもしれない…
今はSTU48のほうが心配です…