歌番組でAKB48センターに大抜擢された長谷川百々花さんが、2日後に急遽活動辞退するという驚愕の事態となりました。
個人的に長谷川百々花さんは、これからのAKB48を背負う存在だと思っていました。
急遽の活動辞退について納得できない部分もあり、今回はAKB48のチーム8について調べてみようと思いました。
しかしこの記事は彼女の画像を拡散した犯人探しではなく「もっと根本的な問題があるのではないか?」と仮定しチーム8を取り巻く環境を考えてみます。
目次
AKB48チーム8とは?
AKB48のチーム8とは、AKB48を構成するチームの一つ
2014年1月「AKB48チーム8全国一斉オーディション」開始から3月下旬に結成
4月6日の「AKB48リクエストアワーセットリスト200 2014」サイタマスーパーアリーナ昼の部でお披露目され活動開始されました。
AKB48チーム8の特徴
これまでのAKB48とは全く異なり「メンバーが全国各地のファンに会いに行く」ことをコンセプトにしています。
メンバーは47名
全国で一斉に開催されるオーディションによって、各都道府県から1名代表が選ばれチームを結成。また、卒業や活動辞退のさいは、メンバーの出身都道府県でオーディションが開催され欠員メンバーを補充しています。
チーム8メンバーは、各都道府県の代表であるので他のチーム(チームA.k.B.4)と兼任することはありますが、チーム8から離れることはないです。
トヨタ自動車がチーム発足から2021年3月まで「活動全体をサポートする」という珍しいチームでした。48グループを企業がサポートするというのは、AKBグループとして初めてのこと。
従来の「姉妹店を都市部へ」の形が都市部で完了し、新たなスタイルとして「大手企業がアイドルグループを運営する」という形を作りたかったのでしょうか。しかし、失敗したように感じます。なぜならチーム8誕生後に年数を経てSTU48が結成されたように、地方を拠点とする形に戻ったからです。
チーム8に関しては単独の公式サイトがあり、AKB48でありながら「AKBのチームの枠におさまらない」印象を受けました。わかりやすくいうと、AKBグループの中の姉妹店(SKE.NMB.HKTなど)と同格の扱いに感じる珍しいチームです。
AKB48チーム8の「エイター」とは?
エイターとは、表の意味では「チーム8のイベントを主現場とするファン」のことをいい、裏の意味では「厄介行為を行う輩(やから)」のことを指すようです。
もちろん、厄介行為を行うのはチーム8ファンの1部ですが、他のグループやチームのファンがチーム8のファンを卑下する時に使う言葉のようです。
チーム8は他のグループやチームと違い、各地の無料イベントに出演することが多く、学生のアイドルファンからの支持を受けてきました。
また、AKB48グループに限らず、グループ発足当時はファンのなかのマナーやルールも定まっておらず、厄介行為が増えたようです。
AKB48のファン層は、かつてのおニャンコクラブファンや秋元康氏を支持する比較的年齢の高い男性が多く、現在のアイドル現場に精通していない傾向があるようです。
それに対して、チーム8はアイドルの対バンイベントに参加することも多く、他のグループのファンが流れてくる傾向がありました。
現在のアイドル現場のノリ、いわば若者のノリに違和感を覚えた従来のAKB48ファンが「厄介行為を行うファン」と例える意味を込めて「エイター=マナーが悪い」というイメージが定着したようです。
しかし、エイターの視点に立てば、それが普通であり従来のAKB48ファンのノリが特殊であるともいえます。
現在は、ファン層の変化により以前のような厄介行為はあまりみられないようです。
AKB48チーム8の魅力について
「会いに来てくれるアイドル」AKB48チーム8は他の姉妹店グループと違った魅力があります。
チーム8は遠征が多い
チーム8は「会いに行くアイドル」をコンセプトにしており、地元メディアや自治体主催のイベントに多く出演します。
チーム8を追いかけて各都道府県を回るのは、旅行を兼ねて各地の観光地や特産品を楽しむことができます。
チーム8はMIX・コールが多様
チーム8の名物でもある「47の素敵な街へ」における「ガチ恋口上」は、当時地下アイドルで流行っていたものをチーム8に取り入れたものです。
チーム8のコールは、地下アイドルから取り入れることが多く、その界隈からのファンも獲得してるようです。
チーム8は撮影可能イベントが多い
チーム8人気の最大の理由として、撮影可能イベントの多さが挙げられます。最近では、他のグループのライブでも取り入れていますね。
撮影された画像や動画は、Twitterや各SNSで拡散されることが多く、ファンの拡大に貢献しています。
また、イベントでは機材の制限がないため、脚立や一眼レフカメラを使用するカメラ好きなファンからの支持もあるようです。
被写体としてアイドルを撮れるので人気も高いようです。なかでも、雪まつりや桜まつりなど背景も含めて芸術的な写真を撮る人もおり、チーム8の魅力でもあります。
ときには、カメラ好きなファンが多過ぎて壁になり、他のファンと喧嘩になることもあり「チーム8の現場は荒れる。マナーが悪い」というイメージが抜けないようです。
チーム8は無料イベントが多い
無料イベントの現場が多いのですが、先着順であるため、前日から徹夜して施設の近隣に迷惑をかけることもあるようです。
非常に魅力的なグループのチーム8ですが、無料というのは無秩序に繋がる可能性も高く、難しいアイドルマーケティングスタイルだと感じました。
AKB48チーム8未成年飲酒疑惑の根本の問題点
さて、AKB48チーム8の内情やファンについて詳しく理解したところで、チーム8の諸問題について考えてみます。
歌番組でAKB48のセンターをつとめた、チーム8の長谷川さんが百々花さんが急遽、活動辞退の報告がありました。
その後、Twitter上に飲酒画像が拡散され、彼女の活動辞退(おそらく解雇)理由は「未成年飲酒」だといわれています。
長谷川ももかさんの未成年飲酒疑惑による活動辞退以前にも、3名のメンバーが突然活動辞退しており関係性が話題となっています。
真偽のほどは分かりませんが長谷川さんが3名と共に飲酒しており、1人だけ解雇されずセンターに抜擢されたことに対しての逆恨みではないか?といわれています。
当サイトでは、もう一歩踏み込んで未成年飲酒問題について考えてみたいと思います。
未成年の飲酒は、皆さまご承知のように法律で禁じられています。
また、未成年に飲酒を勧めることも法律で罰せられます。
20歳未満の相手にお酒を勧めると、法律で罰せられます。 pic.twitter.com/E91OW3DXcu
— rock.38 (@rockwild7) March 26, 2021
長谷川百々花さんが「大人っぽい」とはいえ、どうみても未成年です。
問題は「誰がお酒を購入し、誰が彼女に提供したのか?」
長谷川さんがチーム8に加入したのは、2019年10月であり、2014年から活動してるチーム8内では、かなりの後輩メンバーです。
例えば、先輩に「少し飲んでみる?」といわれた時、毅然とした態度で断れるでしょうか。その様子を写真で撮影しており、かなり悪質に感じます。最初から「この子をハメてやろう」とする意志さえ感じます。
「画像を流失させた人・お酒を購入し勧めた人」の犯人探しをする気は全くありませんが、チーム8内の規律は見直すべきでしょう。
元アイドルの女性に未成年飲酒について「他のグループでもあることなのか?」と聞いてみました。
私のまわりで未成年で飲酒する子はいませんでした
寝酒を使ってる成人した子はいましたね。楽しむんじゃなくて、確実に今寝ないと次のスケジュールもたないから睡眠薬がわりにつかう子はいました。
他のグループやチームでは、あまり未成年飲酒がない様子なので、チーム8の内情は荒れていると予想されます。
なぜ、荒れているのでしょうか?
AKB48のチーム8が荒れた理由とは
チーム8の内情が荒れる理由として「初期メンバーには先輩がいなかった」ことが考えられます。
チームコンセプトや活動が、従来のAKBグループとは違い、独自のメンバーコミュニティーを形成したのではないでしょうか。
2017年12月に、チーム8全メンバーがA.K.B.4のチームと兼任となった背景には、先輩による指導が必要だったのでは?と考えられます。
しかしながら、人気はチーム8メンバーの方が優っていたり「急な先輩の上下関係・環境の変化」に順応できなかった印象を受けます。
チーム兼任後に、複数のメンバーが体調不良や学業を理由に活動休止や活動終了(卒業)しています。
良く言えば甘い、悪くいえばユルイチーム内の規律の名残りが、未成年飲酒疑惑に繋がっていると思います。
TOYOTAがチーム8スポンサーから撤退した真意は…
AKB48のチーム8デビュー時からサポートしていたTOYOTAが、2021年3月いっぱいでサポート終了の報告がありました。
TOYOTAが撤退した理由とは?
TOYOTAのサポートは東京オリンピックまでだった?
2020年8月25日開会予定の東京パラリンピック、それまでにチーム8を最高の状態にもっていきたかったのではないか?
TOYOTAが国際パラリンピック委員会(IPC)の公式スポンサーであるためです。
地方での無料イベントはスポンサー次第ですが、トヨタからの資金提供はパラリンピック関係の仕事に集中することが予想されていました。
ミニライブだけのイベントは減り「パラスポーツの普及活動や地元の選手紹介を兼ねたイベントが増えるのでは」といわれていました。
コロナ禍でイベント自粛の影響
各都道府県でのイベントが売りのチーム8にとって、コロナウイルスの影響は大きかったと感じます。
度重なる自粛や緊急事態宣言により、TOYOTAも厳しい判断をせざるを得なかったのではないでしょうか。
未成年飲酒問題で信用崩壊
自動車メーカーにとって、飲酒関連の騒動はタブーなのではないでしょうか。飲酒運転が世間で話題になることが多く、飲酒関連の騒動は自動車メーカーにとって、かなりのマイナスイメージ。
しかも、未成年飲酒です。
TOYOTAもコロナ禍でサポート継続に情があったのかもしれませんが、飲酒問題で運営側は信用を失ったのではないでしょうか。
AKB48チーム8は解散?どうなるのか
TOYOTAがチーム8のサポートから撤退したので、本店のAKB48が面倒をみるでしょう。
本来なら本店のAKB48に吸収し、チーム8を解体するのが手っ取り早いのでしょうが、チーム8には独自のコンセプトやグループカラーがあり、それらを捨てることは惜しい気もします。
メンバーの雰囲気も生え抜きのAKBメンバーとは違うので、日向坂46や櫻坂46のように改名して別グループとして活動するのもいいと思います。
AKB48グループの問題点として、姉妹店などグループが大きくなりすぎて、CDのミリオンヒットにこだわり、CDリリースできない印象を受けます。
チーム8内に歌唱力が高いメンバーもおり、CDリリースしたいメンバーも多いのではないでしょうか。
また、新しいグループになると規律を一から作ることもでき、新しいメンバーコミュニティを形成できる利点もあります。
AKB48グループは、大きくなりすぎており運営管理の面でも、新しいグループとして分けたほうがいいかもしれません。